甲辰の意味 – 2024年の干支

甲はよろいで、鱗 — よろいをつけた草木の芽が、その殻を破って頭を少し出したという象形文字で、これを人事に適用いたしますと、旧体制が破れて、革新の動きが始まるということを意味しておる。そこでこれを実践...

癸卯の意味 – 2023年の干支

癸は揆であり、物事を「はかる」意である。故に揆度(きたく)とか、揆測とか、揆策などと用いる。然るに、測るには測る標準原則がなければならぬ。それでそういう「のり」、「みち」の意にもなる。(中略)癸は物事...

乾の四徳、坤の四徳

『易』は生成・発展の法則を取りまとめた書物である。古代中国の書物に限らず、古い本というのは現代の私たちにとっては体系がわかりづらい、もしくは存在しないように見えるものもあるが、『易』については64個の...

壬寅の意味 – 2022年の干支

「壬」という字の中のよこ一を短く書く人がありますが、これは間違いで、一を下の一より長く書かねばなりません。「壬」であります。一番よくわかるのは、妊娠で、中の一は胎児ですね。受胎して胎児ができ、これが大...

『易』の成り立ち

世界や物事の生成・発展の法則への興味は個人的には自然とあって、10年くらい前からなんとなく『易』に興味を持って、頭の片隅にあった。最初のきっかけは安岡正篤の『易と人生哲学』という書籍で、「易」という言...

辛丑の意味 – 2021年の干支

「辛」という字は┴と干と一とを組み合わせた文字である。┴は上を表し、干は求める・冒す、一は一陽で、陽エネルギーを表し、人間で言えば男性です。したがって辛は上に向かって求め冒す意味である。今まで下に伏在...