礼(れい)

古代中国で生じた、「徳(とく)」に続く重要な概念の1つは「礼(れい)」ではないかと思っている。元々は儀礼的な意味合いの文字だと思うが、主に儒家、とりわけ荀子によって、礼はいわば調和の方法論として意味づ...

東洋(とうよう)

私は「東洋」というものに関心を持っていて、当然のようにその言葉を使っているのだけれど、では、東洋とは何かという問題についてはあまりちゃんと考えたことがないということを思った。 「東洋」というのは西洋の...

太極(たいきょく)

原初、唯一絶対の存在は「混沌」であるという。「天地未だ形(あらわ)れざるとき」には混沌があり、清陽なるものは昇って天となり、重濁なるものは沈んで地となる。混沌から陰陽が生じて、さらにその陰陽が発展して...

徳(とく)

立派な人のことを、「徳がある」と表現することがある。義務教育にある「道徳」という科目は古臭いとか、偽善的だと感じる人もいるかもしれない。悪徳業者というと、詐欺的な取り引きを繰り返しているようなイメージ...

漢字(かんじ)

黄河流域の中原から文明を築いた漢民族が生み出した文字を「漢字」と呼ぶ。漢字は今でも広く日常的に使用される唯一の古代文明文字であり、例えばエジプトのヒエログリフの解読がロゼッタストーン無しには実現しなか...

道(みち)

道(みち、もしくは、どう)という概念は東洋では重要、かつ、広範に用いられる。元々の意味は当然ながら、人やケモノなどが通る道で、そこから例えば方向を示したり、ある位置に到達したり、繰り返し歩まれたりする...

天(てん)

空は人にとって、もっとも素朴で、もっとも偉大なものの1つだと思う。どこにいても頭上にあって、時に穏やかで、時に荒々しい。空によって人は時間を知り、季節を知る。東洋には「空(くう)」という、別の大きな概...