作者別: 瑞月
君子の交わりは淡くして
君子の交わりは淡くして水の如く、小人の交わりは濃くして甘酒の如し。 (講孟箚記 安政三年五月二十九日) 君子の交際というものは淡いがゆえにいつでも変じることがなく、一方で小人の交際は利欲が入り込み、濃厚であるがゆえに長く...
道とすべきは、常の道に非ず
道可道、非常道、名可名、非常名、 道の道とすべきは、常の道に非ず。名の名とすべきは、常の名に非ず。 (老子 上編 第一章) 彼の有名な『老子』の冒頭文です。書き下し文は、「道の道(い)うべきは」「名の名づくべきは」として...