死地には則ち戦う

疾戦則存、不疾戦則亡者、為死地、死地則戦、

疾戦すれば則ち存し、疾戦せざれば則ち亡ぶ者を死地と為す。死地には則ち戦う。

(孫子 九地編 一)

『孫子』の「九地編」はその名の通り、戦いにおいて遭遇する九つの地における振る舞いを説くものです。

 

『孫子』における戦略の基本は臨機応変にあり、そのための方法論として「九地」ということが説かれるのだと思いますが、実際の戦いの場において地を見極めるのは至難の業だと感じます。

力の限り戦うべきが「死地」ですが、つい力を尽くすところで尽くせなかったり、逆に尽くすべきでないところで力に頼ってしまうといったことは、往々にしてあるなと思います。

 

力を尽くして亡びてしまうことも、時機を失い力を尽くせずに亡びてしまうことも、戦略上は誤りです。特に「力を尽くして亡びる」という事態に陥らないためには、相当の戦略性と胆力が必要と感じます。

 

戦略において、思考停止による決断は、多くの場合は敗北につながると考えています。その戦略性と胆力をこそ、磨きたいと思います。

 

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