兵とは国の大事なり

兵者國之大事、死生之地、存亡之道、不可不察也、

兵とは国の大事なり、死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり。

(孫子 計編 一)

彼の有名な『孫子』の書き出し、「兵とは国の大事なり」です。これこそが、『孫子』の根底に流れる思想であり、戦いの本質だと考えています。

 

計編に続く、戦いの心理的本質について述べる作戦編、謀攻編、形編、勢編、虚実編、各論について述べられる軍争編、九変編、行軍編、地形編、九地編、火攻編、用間編は、すべてこの「兵とは国の大事なり」という思想の下で展開されます。

 

「戦い」の与える影響がいかに大きいか。それを知り、勝つために何を考えておくべきか。

生きるも死ぬも、存するも亡びるも、すべて戦いを「大事」と捉え、勝つための道・天・地・将・法を整えることから始まります。そして、それによって勝敗は戦う前に決している、これが『孫子』の思想だと考えています。

 

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