事無きを以て天下を取る

以正治国、以奇用兵、以無事取天下、

正を以て国を治め、奇を以て兵を用う。事無きを以て天下を取る。

(老子 下編 第五十七章)

この一節は、『孫子』で説かれる「兵は詭道」の上位に位置する概念と私は考えています。

 

「正奇」、「虚実」は兵法を説く上で多用される表現ですが、それらは「天下を取る」こととは別の次元として捉えています。それがどうということを、現在はまだ表現できないのですが、「天下を取る」ということは「治める」こととも「勝つ」こととも異なる次元なのです。

 

もちろん、「天下を取る」ためには「治める」ことも「勝つ」こともできなければならない。ただ、「治めて」「勝つ」だけでは「天下は取れない」ということだと思います。

 

まずは「勝つ」ことなのですが、忘れずに知っておくべきことだと考えています。例えば「孟嘗君  田文」の生き方は、ある意味で「天下を取る」生き方だと感じます。

 

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