上善は水の若し

上善若水、夫唯不争、故無尤

上善は水の若し。夫れ唯争わず、故に尤無し。

(老子 上編 第八章)

『老子』の言葉として以上に、「上善如水」という日本酒名として有名な言葉かもしれません。

 
「水」は『老子』だけでなく、多くの思想家の比喩表現として現れる概念です。例えば、以前に紹介した「君子の交わりは淡くして」でも、交際の理想的な形の例えとして「水」が引用されています。

 

『老子』第八章の末尾に現れる「夫れ唯争わず」は、この言葉だけを見ると厭戦の気配がありますが、本文を読むと決してそうではない点が興味深いところです。

 

水は自然に処するが故、結果として争うことなく、理想的な生き方となる。私としては、「不争」は手段ではなく結果であると考えています。

 

そして、この点からも『老子』は「有為」を尽くした後にたどり着く「無為」を説いているのだと思うのです。

 

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