企つ者は立たず

企者不立、跨者不行、

企つ者は立たず、跨ぐ者は行かず。

(老子 上編 第二十四章)

『老子』の思想は逆説で満ちていますが、その逆説が真実を突いているというところに面白みがあります。孔子とどちらが正しいかという問題ではなく、どちらも正しいのだと思います。

 

つま先で立っていても立ち尽くすことはできず、大股で歩いてもずっと進むことはできない。自分を正しいとしても世の中で認められることはなく、自分を誇る者は長く栄えることはできない。

 

孔子と異なる面白さは、それを謙虚・慎みとしてではなく、良く生きるための摂理として捉えている点だと思います。

 

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