過ちて改めざるを過ちと謂う

過而不改、是謂過矣、

過ちて改めざる、是を過ちと謂う。

(論語  衛霊公第十五  二十九)

我々は過ちを犯さないということはありません。その前提を受け入れる大切さ、そして、その前提の下でどのように生きるべきかを教えてくれる一節です。

 

西郷隆盛が遺した『大西郷遺訓』には、さらに実際的でまっすぐなメッセージが記されています。

過ちを改むるには、自ら過てりと思はば夫(それ)にて可なり。

さらに、過ちを取り繕おうとか、悔やむことは無用と断じています。

 

過ちを犯したとき、本当に難しいことは心の底から「あれは失敗だった」と認めることなのだと思います。その単純な気持ちを持てないことが我々の前進を妨げるのであり、実は失敗を認めて、次の一歩を踏み出すというそれだけが、我々が持つべき姿勢なのだと思います。

維新三傑の中でも群を抜いていたといわれる大西郷の大器を感じさせる言葉です。

 

人は登り詰めれば登り詰めるほど、己の愚かさを隠さず改め、謙虚に生きることが大切になるのだと思います。無論、未熟な私にとっても、忘れてはいけないと感じる言葉たちです。

 

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