憂患に生き、安楽に死す

入則無法家拂士、出則無敵國外患者、國恒亡、然後知生於憂患、而死於安樂也、 入りては則ち法家拂士なく、出でては則ち敵国外患なき者は、国恒に亡ぶ。然る後に憂患に生き、安楽に死するを知るなり。 (孟子  告子下  十五) 小康...

尽く書を信ずれば

盡信書、則不如無書、 尽く書を信ずれば、則ち書無きに如かず。 (孟子  盡心下  三) ここでいう「書」は『書経』を指しており、自らの主張を押し通す孟子の強い姿勢を感じる一節です。

能わざるにあらざるなり

不為也、非不能也、 為さざるなり、能わざるにあらざるなり。 (孟子  梁恵王上  七) 梁恵王篇は、孟子が諸国を巡り、各国の王と交わした問答を集めた篇です。冒頭は以前にご紹介した「亦だ仁義あるのみ」が登場する、梁の恵王と...

人の不善を言わば

言人之不善、当如後患何、 人の不善を言わば、当に後患をいかんすべき。 (孟子  離婁下  七) 「他人の善くない行いを言いふらしてはならない。悪口やうわさ話は必ず怨みを生じ、後の患いにつながる。」と孟子は説きます。

眸子より良きはなし

存乎人者、莫良於眸子、眸子不能奄其悪、 人を存るには眸子より良きはなし。眸子はその悪を奄うこと能わず。 (孟子  離婁上  十五) 「人を存(み)るには眸子(ぼうし、ひとみ)を見よ」。『孟子』に登場する、有名な人物観察法...

道は爾きに在り

道在爾、而求諸遠、事在易、而求諸難、 道は爾きに在り、しかるにこれを遠きに求む。事は易きに在り、しかるにこれを難きに求む。 (孟子  離婁上  十一) 「道」は身近な日常に即した爾(ちか)きものである。修養をする上でとて...

自ら侮りて後に人之を侮る

人必自侮、然後人侮之、 人は必ず自ら侮りて、然る後に人之を侮る。 (孟子  離婁上  八) 『孟子』の「離婁」(りろう)は有名な格言も多く、儒教の基本的な考え方を掴むのに有益な篇とも言われます。ここでご紹介した一節も、性...

志は気の帥なり

志気之帥也。 志は気の帥なり。 (孟子  公孫丑上) 『孟子』において「気」は重視される概念の一つであり、「浩然之気」、「正気」といった概念は日本の武士道にも強く引き継がれています。