百発も一を失すれば

百発失一、不足謂善射、千里蹞歩不至、不足謂善御、

百発も一を失すれば、善射と謂ふに足らず。千里も蹞歩にして至らざれば、善御と謂ふに足らず。

(荀子 勧学編 十七)

何かを為す上で、「専一」ということは非常に重要だと感じます。

 

「完全」と言われる境地までやり尽して、初めてそれを為したと言える。そのために『荀子』は、ただ専一して学問や事業に尽くすことの重要性を説きます。

 

非常に厳しい教えのようにも聞こえますが、本質的には複数のことを目指すことは不可能だと思っています。

辻褄を合わせることにももちろん価値がありますし、現実的には何か一つのことだけに打ち込むことは難しくもありますが、「浮気」では価値を生み出すことも事業を為すことも難しいと感じます。

 

「戦略」の一側面としても「選択と集中」ということが言われますが、個という単位でも見ても「集中」こそが力を生み出す源泉なのだと思います。

ただ、自らの関心がないことに「集中」することは難しいため、「志」や「想い」が必要になったり、場合によってはある種の圧力が必要なのだと思います。

 

心に決めて、専一することで道が開ける。日々の中で実践すべきことだと感じています。

 

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