快快として亡ぼすものは怒

快快而亡者怒也、察察而殘者忮也、

快快として亡ぼすものは怒なり、察察として殘うものは忮なり。

(荀子 栄辱編 二)

「怒」(怒り)、「忮」(憎みや嫌い)を始めとして、君子がすべきでない振る舞い、感情を整理した一節です。

 

ここでは冒頭のみをご紹介しましたが、他にも「口」や「交際」、「争う心」や「そしる気持ち」、「専断的な振る舞い」など、能力がある人が失敗をする罠が挙げられています。

 

実際の世の中としては、能力や権力があれば多少の専断は許される、むしろそれによって素早い改善を可能にしているといったように見えるケースもあると思っています。ただ、私個人としては、やはりそれが最善ではないのだろうという想いがあります。

 

個人的には、「怒」に対する戒めが冒頭にきていることは興味深いなと思います。以前にご紹介した山岡鉄舟の『修身二十則』でも「腹を立つるは道にあらず」といった表現が現れます。

 

要は他人を(攻撃や悪感情を含めて)受け入れる、受け止める余裕と度量が大切なのかもしれないと思ったりします。

 

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