変に応じて窮まらず

挙措応変而不窮、是王者之人也、

挙措は変に応じて窮まらず。是れ王者の人也。

(荀子 王制編 七)

「王者の礼、覇者の礼」といったように、上に立つ人の在り方は複数ありますが、『荀子』の「王制編」は「王者」の在り方を説いた編です。

 

私がこの一節を好きな理由は、「窮まらず」が生きる上でとても重要なことだと思うからです。なぜなら私のような凡人は、成長を止めたり、それこそ変化自体を止めた時点で、後は衰えるしかないからです。

 

一方、短期的な視点で考えても「応変の才」は戦いにおいて非常に重要です。同じ判断をしていればよいというのはもちろん効率的ではあるのですが、戦うということは常に状況を読み、応じることで生き残れるものだと思っています。

 

『荀子』の「変に応じて窮まらず」は、「窮まらず」と説きながら、より大きな志を達成するための道だと考えています。そして、それが「王者」であるという点が、非常に興味深いと感じます。

 

奇貨居くべし―春風篇 (中公文庫)
宮城谷 昌光
中央公論新社
売り上げランキング: 153365

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です