心はゆたにあるべかりけり

いかさまに  身は砕くともむらぎもの  心はゆたにあるべかりけり

(昭憲皇太后御歌)

心の平静さ・豊かさは大切だと知りつつ、それを保つことはそう簡単ではないと感じることがあります。

 

極限状態でのみ発揮される力もあるのだと思いますが、結局のところ、平静の状態をどのラインまで高められるかがとても重要だと思っています。

その鍛錬の過程では、極限を体験するということが大切だとは思いますが、志すところは「極限状態」ではないのだと思います。

 

武道においては「不動心」と表現される類の状態が、現代を生きる上でも非常に重要だと感じます。

 

戦闘という極度の緊張とストレス、恐怖心を伴う状況下において、いかに普段の力を発揮できるか。

そして、いかに「身を砕こう」とも、鍛錬した以上の力を発揮することはできないはずです。

 

私自身はあまり精神が安定した部類の人間ではないのですが、鍛錬で精神力はある程度、高められるものだという想いはあります。

また、技術にしても結局は積み重ねるしかないのだと思います。

 

精神の重心を低くして心を豊かに保ち、日々、鍛錬を積み重ねていきたいものです。

 

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