正しき道を踏みなたがへそ

ならびゆく  人にはよしや遅るとも  正しき道を踏みなたがへそ

(明治天皇御製)

非常に個人的な感覚ですが、生きているということは騒がしいことだと感じます。苛立ちにしても、羨望にしても、自分の理性とは別のところで働くところがあります。

 

ただ、私はそういった「若さ」に起因する騒がしさは必要だと考えているので、それ自体は問題ないのですが、それが焦りに変わり、行動を支配してしまうのは良くないと思っています。

そういった感情は、ともすれば「志」とは無関係に、他者に対して攻撃的になったりさせることがあると感じるからです。

 

ここでご紹介した明治天皇の御製は、確実な一歩を積み重ねることの大切さを教えてくれます。他者ではなく、自分の「志」を生きることが大切なのだということを。

決して他者の存在を無視して良いということではなく、他者の中で生きる存在だからこそ、自らの「正しき道」を踏み外さないことが大切なのだと思います。

 

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