あらし吹く世にも

あらし吹く  世にも動くな人ごころ  いはほに根ざす松のごとくに

(明治天皇御製)

明治天皇の御製は、当然、激動の時代であった明治に詠まれたものですが、現代にも通じるものが多くあります。

 

「不動心」について言えばおそらく現代だけでなく、いつの時代でも、人の生き方として一つのテーマであると思います。例えば、以前にご紹介した宮本武蔵の「兵法三十五箇条」でも、「岩尾の身」として「不動心」が説かれます。

 

「不動心」と似た概念で、「平常心を保つ」というものがありますが、これは平常の状態を「保とう」としている時点で実は「平常」ではなく、「不動心」はさらなる修養の先にある境地だと思っています。

 

ちなみに英語だと「Unmovable Spirit」と訳す場合と、「Unshakable Sprit」と訳す場合があるようですね。個人的には「UnShakable」の方が感覚に近いと感じますが、「岩尾の身」と言われると「Unmovable」なのかもしれないとも思います。

 

いずれにせよ、ここでご紹介した御製は、常に心に留めておきたいと感じる一首です。

 

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