その糸口もたがふれば

ひとすじの  その糸口もたがふれば  もつれもつれてとくよしぞなき (昭憲皇太后御歌) 物事の本質は案外単純なものなのだと思いますが、複雑に捉えたり、偏って捉えたりすることで解けなくなることがあります。

心して聞けば

人ごとの  よきもあしきも心して  聞けば我が身のためとこそなれ (明治天皇御製) 人間であれば誰しも好きな人・嫌いな人はいますが、そういった感情で学ぶことを止めてしまうのはもったいないと思います。

みがかずば

みがかずば  玉の光はいでざらむ  人の心もかくこそあるらし (昭憲皇太后御歌) 玉も人の心も、磨かなくては輝かない。 そういう単純なことでも、日常を生きていると忘れかけてしまうのは不思議なものです。

思ひたゆまば

難しとて  思ひたゆまばなにごとも  なることあらじ人の世の中 (明治天皇御製) 「歌」というのは、本当に美しい表現方法だと思います。おそらく外国語でも同じような表現があるのだと思いますが、「歌」は日本語が美しいと思う理...

朝日のごとく

さしのぼる  朝日のごとくさはやかに  あらまほしきは心なりけり (明治天皇御製) 人間の心はなかなか素直にはできておらず、こういった教えに折に触れて立ち戻ることはとても大切だと思っています。

正しき道を踏みなたがへそ

ならびゆく  人にはよしや遅るとも  正しき道を踏みなたがへそ (明治天皇御製) 非常に個人的な感覚ですが、生きているということは騒がしいことだと感じます。苛立ちにしても、羨望にしても、自分の理性とは別のところで働くとこ...

あらし吹く世にも

あらし吹く  世にも動くな人ごころ  いはほに根ざす松のごとくに (明治天皇御製) 明治天皇の御製は、当然、激動の時代であった明治に詠まれたものですが、現代にも通じるものが多くあります。