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講老箚記 – 東洋思想・哲学・文化の研究
老子、孟子、荀子、易経、孫子、神道、武士道などをなるべく実学に近い形で学びたいと想っています
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カテゴリー: 易経

易経

命を知る – 盛衰哲学としての易経

Posted on 2015年9月13日 by 瑞月 / 0件のコメント

不知命、無以為君子也、不知礼、無以立也、不知言、無以知人也、 命を知らざれば、以って君子と為るなし。礼を知らざれば、以って立つなし。言を知らざれば、以って人を知るなし。 (論語  堯曰第二十  三) 命・礼・言を知るをも...

易経

蠱 – 山上風下、山風蠱(上卦 十八)

Posted on 2014年9月15日 by 瑞月 / 0件のコメント

喜んで人に随っていると、安逸に溺れ、腐敗に至る。蠱はその字の通り、皿の上に虫が乗っている形であり、ある意味で随っているが、一方で腐敗したものに蟲がわいていると見ることもできます。

易経

随 – 澤上雷下、澤雷随(上卦 十七)

Posted on 2014年6月8日 by 瑞月 / 0件のコメント

雷地豫で和楽、豫(たの)しみ、豫(よろ)こびのときを迎えると、人々だけでなく、あらゆるものが魅力を感じて付き随ってくる。発展の1つの完成形が澤雷随です。

易経

豫 – 雷上地下、雷地豫(上卦 十六)

Posted on 2014年5月2日 by 瑞月 / 0件のコメント

豫の卦は地山謙を反転した形。同人集まり大有となり、謙の徳を養うことで豫、つまり和楽(やわらぎ、よろこび、たのしむ)ことができます。

易経

謙 – 地上山下、地山謙(上卦 十五)

Posted on 2014年4月20日 by 瑞月 / 0件のコメント

志通う者が心を合わせて力を発揮し(天火同人)、発展隆盛すると(火天大有)、驕慢の心が生じる。しかし、驕慢は亡びへの道であり、所有の大なる者は決して盈ちてはならない。そこで大有に謙が続き、謙遜の徳を教えます。

易経

大有 – 火上天下、火天大有(上卦 十四)

Posted on 2014年3月21日 by 瑞月 / 0件のコメント

地より火が起こり天に上る、閉塞(天地否)を志通う者たちの和同によって打破する天下同人に続くのが、火天大有の卦です。大いなる所有を示す一方、満ちることはまた衰退を示唆します。

易経

同人 – 天上火下、天火同人(上卦 十三)

Posted on 2013年12月21日 by 瑞月 / 0件のコメント

社会生活において、最初は天澤履(礼に従い履み行う)、それによって地天泰(物事が通じる)、やがて天地否(塞がるときを迎える)と続き、いつまでも塞(否)がってはおられないので、否の卦の次に同人が置かれるとされます。 否(ふさ...

易経

否 – 天上地下、天地否(上経 十二)

Posted on 2013年11月3日 by 瑞月 / 0件のコメント

泰の卦を反転させた形が否であり、物事はいつまでも通じて(泰)ばかりはおらず、通じれば否(ふさ)がるため、泰の卦の次に否の卦が置かれるとされます。

易経

泰 – 地上天下、地天泰(上経 十一)

Posted on 2013年10月5日 by 瑞月 / 0件のコメント

泰は水中に落ちた人を両手で助け上げる形で、「やすらか」、「ゆたか」という意味となり、泰然・泰平・安泰などの熟語があります。 中国において、天子が天地を祭る封禅(ほうぜん)の儀を行われる中華第一の名山が泰山です。地でもっと...

易経

履 – 天上澤下、天澤履(上経 十)

Posted on 2013年9月1日 by 瑞月 / 0件のコメント

履の卦は小畜を反転させた形です。「履」は履(ふ)む、履(おこな)うと読みますが、同時に中国においては「礼」と同じ音であり、礼は人の履行すべきものとして、「履」と「礼」が通ずるという解釈も見られます。 古代中国においては、...

易経

小畜 – 風上天下、風天小畜(上経 九)

Posted on 2013年8月12日 by 瑞月 / 0件のコメント

白川静によると、「畜」は「玄」と「田」から成り、「玄」は糸束をねじった形、田は染汁を入れた鍋の形で、染汁の鍋に糸束を漬けて染色することを示すとされます。 長い時間をかけて色を深くしていくことから、「つみかさねる」「とどめ...

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比 – 水上地下、水地比(上経 八)

Posted on 2013年7月20日 by 瑞月 / 0件のコメント

「比」という字は右向きの人が2人並んだ形であり、現在では主に「くらべる」の意で用いられますが、元々は「したしむ」「ならぶ」「したがう」の意を持ちます。

易経

師 – 地上水下、地水師(上経 七)

Posted on 2013年6月22日 by 瑞月 / 0件のコメント

諸葛亮孔明の「出師の表」からも分かるように、師は「兵」や「戦」という意味を持ちます。争訟には戦がつきものである。そこで訟の次に師の卦が置かれます。

易経

訟 – 天上水下、天水訟(上経 六)

Posted on 2013年6月2日 by 瑞月 / 0件のコメント

需の卦を反転させると、この訟の卦となります。需が「待つ」、「求む」であり、「飲食宴楽し、精神を豊かにする」ときであったのに対して、訟はその字の通り「訟(あらそ)い」、「争い」を表します。

易経

需 – 水上天下、水天需(上経 五)

Posted on 2013年5月12日 by 瑞月 / 0件のコメント

蒙は赤ん坊で水の険しさを山が止めている形でしたが、需は下卦に健の徳である「天」、上卦にそれを妨げる「水」が配置されており、にわかには進めないため「待つ」、あるいは「求める」時とされます。

易経

蒙 – 山上水下、山水蒙(上経 四)

Posted on 2013年5月11日 by 瑞月 / 0件のコメント

乾(天)と坤(地)が交わり、屯となった(物事が生じた)後の卦が蒙です。もう赤ん坊ではないものの、まだ未熟で蒙(くら)い状態を表し、「蒙昧」や「童蒙」と表現されます。

易経

屯 – 水上雷下、水雷屯(上経 三)

Posted on 2013年5月5日 by 瑞月 / 0件のコメント

乾(天)の創造的エネルギーと坤(地)の生成化育の徳が交わった後に現れる卦が屯です。屯の字の上部にある「一」は地面を表し、屯は草木が芽生え、地面を突き破った形を示します。

易経

坤 – 地上地下、坤為地(上経 二)

Posted on 2013年5月3日 by 瑞月 / 0件のコメント

乾が「天」であり「君」であるのに対して、坤は「地」、「臣」の象徴です。乾の卦が各爻すべて陽であるのに対し、坤の卦は各爻すべてが陰であり、乾坤両卦が揃うことで万物が生じます。

易経

乾 – 天上天下、乾為天(上経 一)

Posted on 2013年5月2日 by 瑞月 / 0件のコメント

易は乾坤(天地)から始まり、乾は六十四卦の冒頭に位置づけられます。六爻すべてが「陽」であり、もっとも純粋な陽、最高に健なるものの象徴で万物の源とされます。

易経

易経要覧(哲学・思想のまとめ)

Posted on 2013年5月1日 by 瑞月 / 0件のコメント

易学とは、宿命を尋ねる学問ではなく、創造進化、我という存在をどこまでも創造進化させていく学問、すなわち義命の学問であります。 (安岡正篤  『易と人生哲学』より抜粋) 「易」というと五行思想や十干十二支から四柱推命学や九...

瑞月
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