少にして学べば

少にして学べば、則ち壮にして為すことあり。

壮にして学べば、則ち老いて衰えず。

老にして学べば、則ち死して朽ちず。

(佐藤一斎  言志晩録  第六十条)

「三学戒」として有名な、佐藤一斎の『言志四録』の一節です。

 

佐藤一斎は江戸時代の儒学の巨頭で、吉田松陰へとつながる佐久間象山、「米百俵」で知られる小林虎三郎、幕末三舟の勝海舟などの師としても知られています。

江戸時代の儒学の主流である朱子学だけでなく、明治維新へとつながる陽明学への見識も深い人物です。

 

『言志四録』はここでご紹介した『言志晩録』に加え、『言志録』、「言志後録」、『言志耋録』の四書を総称した呼び名です。

『言志晩録』は佐藤一斎が67歳から78歳までに書かれた書と言われています。

 

「三学戒」は常に学び続け、成長することの大切さや意義を極めてシンプルに、分かりやすく教えてくれる一節です。

歴史上の英雄を見ても、例えば三国志で有名な曹操は非常に勉強家だったと言われ、『孫子』を座右の書として常に手元に置いていた他、戦場に赴く際も必ず本を持っていたそうです。

 

日々の行いに落とし込むことが難しい、大きな概念ですが、生き方として常に心に留めておきたいと感じます。

 

[現代語抄訳]言志四録
佐藤 一斎
PHP研究所
売り上げランキング: 5867

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です