君子の交わりは淡くして

君子の交わりは淡くして水の如く、小人の交わりは濃くして甘酒の如し。

(講孟箚記 安政三年五月二十九日)

君子の交際というものは淡いがゆえにいつでも変じることがなく、一方で小人の交際は利欲が入り込み、濃厚であるがゆえに長く同じ状態ではいられず、変わってしまう。

『講孟箚記』は吉田松蔭が獄中で同囚のために講義した『孟子』で、日本人としての誇りと孟子の道徳が融合した素晴らしい書だと思います。

 

その中でも、この交際の在り方について説いた一文が私はとても気に入っています。人付き合いの本質を突いている。それを水と甘酒に例えているところにも面白みがあり、魅力を感じます。

 

講孟箚記(上) (講談社学術文庫 442)
吉田 松陰
講談社
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