何事もほどほどに

おもしろの春雨や  花を散らさぬほど

おもしろの武道や  文学を忘れぬほど

おもしろの酒宴や  本心を失わぬほど

おもしろの好色や  身を滅ぼさぬほど

(小早川隆景)

以前にもご紹介した毛利元就の三男、小早川隆景の遺訓と言われている言葉です。ただ、私自身、武道の先生からうかがった言葉で、恥ずかしながら正しい出典などは不明です。

 

ともあれ、とても興味深い言葉だなと思い、ずっと心に残っていた歌です。遺訓を刻んだ石碑があるといった話を朧げに聞いた記憶もあるのですが、もし本当なら是非、実物を見たいものです。

 

小早川隆景という人は、まさに知仁勇兼備の人物だったと言われていますが、その言葉にも文武不岐が現れていると感じます。

 

「武士道」と言っても幅広い実践者がおり、「死ぬことと見つけたり」(『葉隠』)から曲解されがちなのは残念だと感じます。どうしても文武に偏りが生じてしまいますが、精神に幅をもって修養したいものです。

 

元就と毛利両川
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